Vol.89 2011年1月号

    Vol.89 2011年1月号

    ごあいさつ

    健康かわら版読者の皆様新年明けましておめでとうございます。
    メルマガ担当の石原です。本年も皆様の健康に役立つ情報を提供していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
    今月は、ハートフルクリニック(沖縄)の平良茂先生にアンチエイジングとミトコンドリアの話を書いていただきました。独自の遺伝子情報を持ち、受け継ぐのは母親の情報のみという特徴的な細胞器官です。どの様にアンチエイジングに関わっているのでしょうか。
    その他、ワールドヘルスレポートや健康豆知識など盛りだくさんの内容でお届けいたします。

    トピックス

    ■アンチエイジング?サプリメント外来の基礎知識
    3)アンチエイジングとミトコンドリア
    ハートフルクリニック 院長 平良 茂 先生
    ◎アンチエイジングは見た目の若返りが重要視されがちですが、細胞レベル、分子レベルでの若返りこそ根本的な課題です。細胞の中で、その中心的な役割を果たしているミトコンドリアとはどの様な器官なのでしょうか。

    ■ワールドへルスレポート
    米国民の健康10年指針、「ヘルシーピープル2020」公表
    ◎昨年12月に、今後10年間の米国における健康づくりの指針をまとめた「ヘルシーピープル2020」が米国保健社会福祉局より公表されました。10年ごとの見直しで、健康政策の指針となるものですが、理想を高くかかげ過ぎた2010年版を教訓に2020年版は現状に即した目標設定となっているようです。

    ■健康豆知識 健康の温故知新
    12)免疫とアレルギー、ジキルとハイドの関係
    ◎昔に比べて多くの人々が発症するようになったといわれている、アトピーなどのアレルギー疾患。ストレスや偏った食事、清潔で文化的過ぎる生活が一因になっているとの見方もあります。今回は、アレルギー発症のメカニズムと対処法をご紹介します。

    今月のメニュー

    ■大和薬品関連最新情報
    ◎バイオブランの新たな論文が発表されました。
    ■気になるからだ
    ◎第10回 冬の乾燥肌対策
    ■編集後記

    ■大和薬品関連最新情報
    大和薬品が供給するバイオブランと肝細胞ガンに関する新たな論文が発表されました。
    これは米国のガン関連ジャーナルAnti Cancer Researchに掲載されたもので、68名の肝細胞ガン(ステージⅠ?Ⅱ)の患者に摂取させた結果を報告したものです。
    インターベンション治療として肝動脈塞栓術や経皮的エタノール注入療法などを施している患者に対し、バイオブランを摂取させるとどのような効果がでるかを検討しました。
    その結果、肝細胞ガンの腫瘍マーカー、腫瘍サイズ計測において効果的な数値を観察することができました。今後肝細胞ガンの治療において他のインターベンション療法との併用による相乗効果が高く期待ができると結論付けています。

    ■気になるからだ 冬の乾燥肌対策
    私たちの皮膚は皮脂や天然保湿因子などで水分が一定に保たれています。
    しかし、加齢とともにそれらの保湿成分が減少し、皮膚が水分を保持できなくなります。特に、空気が乾燥する冬は、皮膚から水分がどんどん蒸発してしまい、乾燥。ㄆぶ贩χⅲ─螑槫撙颏猡娜摔啶胜辘蓼。
    皮膚が乾燥すると刺激に弱くなり、かゆみを伴うようになります。かゆくて引っかくと、炎症が起きてますますかゆくなり、夜に目が覚めるなど、どんどん悪循環にはまります。我慢できないほどのかゆみや、皮膚の赤み、ひっかき傷がひどければ、医療機関(皮膚科)を受診した方がよいでしょう。
    乾燥を防ぐために気をつけたい基本的なことがあります。

    ▽ごしごしこすらない
    ▽熱い湯に長くつからない
    ▽部屋が乾燥しすぎると、乾燥?かゆみがひどくなるので注意する
    ▽ちくちくと皮膚を刺激するような肌着を避ける
    ▽かゆくてもかかないようにする――などです。

    塗り薬や保湿クリーム類の使い方は、医師の指示があればそれに従います。
    一般論として、特に風呂上りには忘れずに塗る、しかも風呂を出てから速やかに塗ると、水分を保持できて良いようです。

    ■編集後記
    今月のメールマガジンはいかがでしたか?
    さて、今月の食材は、里芋に注目していきます。別名タロイモともいわれる煮物の定番食材ですが、古くからその薬効は知られていました。皮をむいたときに出てくるヌメリはムチンやガラクタンと呼ばれる成分が主で、消化の促進を促すとされています。また、親イモに寄り添うように、子イモ、孫イモができるので、子孫繁栄の縁起物としてお正月料理にも登場します。主成分はデンプンですが、サツマイモなどに比べるとカロリーが低く、お腹周りにも優しい食材です。
    旬の食材を食べて健康に役立てましょう。

    今月も最後まで「e-健康かわら版」をお読みいただきましてありがとうございました。
    今後とも充実した健康お役立ち情報をお伝えするよう企画してまいりますので、宜しくお願い申し上げます。皆様からのご意見?ご感想をお待ちしています。

    次回の「e-健康かわら版」は2月10日頃配信予定です。

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