• Vol.44 2007年4月号

    Vol.44 2007年4月号

    ごあいさつ

    こんにちは。E-メールマガジン担当の本間です。
    昨年5月にバイオブラン研究の集大成として刊行された論文集「BioBran/MGN―3 基礎と代替?補完医療への応用」ですが、このたび第2版が刊行されました(医薬出版)。
    今後もオリジナル3素材(バイオブラン、NKCP、米ケフィラン)について研究を積み重ね、ホームページやメールマガジンでお伝えしてまいります。よろしくお願い申し上げます。

    大和薬品ホームページもぜひご覧ください。

    ■ドクターからの健康アドバイス
    ◎帯津良一先生ホリスティックコーナー
    「いのちのエネルギーを高めるために」
    7.暮らしの中のサプリメント
    (帯津三敬病院 名誉院長 帯津良一先生)

    ■ワールドへルスレポート
    ◎栄養成分を静脈内に注入、IVMT

    ■健康豆知識
    ◎ヨーガ

    今月のメニュー

    ■大和薬品(株)関連最新情報
    ◎米ぬか水解物(HRB)の抗炎症作用について研究成果を発表
    ◎【予告】サプライエクスポ2007に出展します。
    ■統合医療新着情報【14】がん対策推進への提言
    ■編集後記

    ■大和薬品(株)関連最新情報

    ◎米ぬか水解物(HRB)の抗炎症作用について研究成果を発表

    日本薬学会第127回年会(主催:社団法人 日本薬学会)が3月28日(水) ~30(金)の3日間、富山市で開催され、ここで当社の米ぬか水解物HRB(hydrolyzed rice bran)に関する研究発表がありました。
    発表はHRBによるマスト細胞(※)の活性化抑制に関するもので、愛知学院大学薬学部 古野忠秀助教授を中心とする研究グループにより発表されました。
    今回の発表では、次のような結果が見出され、HRBによるマスト細胞の活性化抑制(抗炎症作用)によることが示唆されました。
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    マウスおよびラット由来のマスト細胞をHRBで前処理すると、抗原刺激に伴うマスト細胞の脱顆粒および炎症性サイトカイン産生(TNF-α)が濃度依存的に抑制された。


    HRBはマスト細胞のシグナル伝達経路を抑制することにより、抗原刺激に伴う脱顆粒やサイトカイン産生を阻害することが示唆された。
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    今後はHRBの分子機構についても検討を進めていく、としています。

    (※)マスト細胞(肥満細胞)???
    花粉症や食物アレルギーなどI型アレルギー反応の主たる担い手となる細胞

    ◎【予告】サプライエクスポ2007に出展します。

    4月18日(水)~19日(木)に「SUPPLYEXPO 2007」(主催 株式会社ヘルスビジネスマガジン社)が開催され、当社は「バイオブラン」「NKCP」「米ケフィラン」の展示を行います。
    また、18日(水)にはプレゼンテーションも行います。
    当展示会は世界のエビデンス(科学的根拠)に基づいた原料?素材に的を絞り、ビジネスベースで行われるトレード?ショーです。
    お問合せは営業部:03-5430-4153(平日9:00~17:30)までお願いします。

    ◇開催場所 東京国際フォーラム?展示ホール【F11?F12】
    ◇開催期間 2006年4月18日(水)?4月19日(木) 10:00~17:00
    ◇プレゼンテーション 4月18日(水) 13:00~13:30
    「日本の伝統食材をベースとした機能性食品素材のご案内」(G608)

    ■統合医療新着情報
    【14】がん対策推進への提言

    「新しいがん対策の時代」に向けて、医師や患者の代表で作る「がん対策の推進に関する意見交換会」(座長=垣添忠生?国立がんセンター総長)が3月に提言をまとめました。がん対策基本法に基づいて来年度に策定する「がん対策推進計画」に反映させるものです。
    提言は①がんの予防?早期発見②がん医療③医療機関の整備④がん医療に関する相談支援および情報提供⑤がん登録⑥がん研究――の6項目について、現状分析と提言を行っています。
    健康食品については④の中で「科学的根拠のある情報を継続的に収集?蓄積などし、幅広く情報提供していくべきである」としています。
    一方、現状のがん医療について「手術を担当する医師が、外来診療から化学療法(抗がん剤)までを行っていることが多い」と認めた上で、「医師それぞれの専門性について国民の理解を得るように努めつつ、手術、放射線療法、化学療法の各々を専門的に行う医師が協力して治療にあたる体制とすべきである」とし、チーム医療の普及を求めています。
    がん患者の45%が何らかの補完代替医療(健康食品など)を利用しているとのデータがある半面、医師はそれらに関してあまり情報を入手しようとしていないのが現状です。「各々を専門的に行う医師の協力」を掲げるのであれば、補完代替医療の専門家を加えた「統合医療」の視点もぜひ踏まえてもらいたいものです。

    ■編集後記
    先日の能登半島地震による被災者の皆様には謹んでお見舞い申し上げます。
    2004年の新潟県中越地震では自動車内に寝泊りした避難者といわゆる「エコノミークラス症候群」(静脈血栓塞栓症)との関連が話題になりました。
    しかし、自動車内でなく、避難所でも身動きが取りづらい場合は同じように血栓ができやすくなりますので注意が必要です。
    また、このような状況ではストレスにより不眠になりがちです。睡眠薬を使うと足の静脈を支える筋肉が緩み、血管が拡張することで血圧が下がるため、静脈血が心臓に戻らずに血液が滞ったり、寝返り回数が減ることにより、血栓ができやすくなりますので、あわせてご注意ください。

    皆様からのご意見?ご感想をお待ちしています。

    次回の「e-健康かわら版」は5月10日配信予定です。
    今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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