• Vol.24 2005年8月号

    Vol.24 2005年8月号

    ごあいさつ

    こんにちは。大和薬品E-メールマガジン担当の本間です。
    今月から銀座東京クリニックの福田一典先生のお話「自然治癒力を高める東洋医学の考え方」をホームページで新連載いたします。

    東洋医学の基本的な考え方、医食同源とサプリメント、心身一如など毎日の健康づくりに役立つ内容をわかりやすく解説いただきました。
    第一回目は『「虚を補う」視点の大切さ:老化とは「虚」に傾く過程』です。
    ぜひご覧ください。よろしくお願い申し上げます。

    ホームページもぜひご覧ください。

    ■スタッフボイス???本社営業スタッフの声をお届けします。
    営業部営業課 石巻 武「お客様への貢献をつねに肝に銘じて」

    ■ワールドヘルスレポート「ユーモアセラピー」

    ■健康豆知識「音楽療法」~副交感神経を活性化

    今月のメニュー

    ■大和薬品(株)関連最新情報
    ◎JAFRA(日本食品機能研究会)が健康フォーラム座談会を開催
    ◎DHD USA社(大和薬品のアメリカ現地法人)が「NNFA 2005」に出展
    ◎アジア各国で「バイオブランワークショップ」を開催
    ■健康お役立ち情報
    【1】ホメオパシー
    【2】代替医療の利用頻度――内外の現状
    ■編集後記

    ■大和薬品(株)関連最新情報

    ◎JAFRA(日本食品機能研究会)が健康フォーラム座談会を開催

    当社がメンバーとなっているJAFRA(日本食品機能研究会)では、7月21日に、東京?紀尾井町「ザ?フォーラム」で健康フォーラム座談会を開催しました。
    「健康長寿の秘訣~腸内細菌と機能性食品」をテーマにした今回の座談会は、一般誌(医薬?健康担当記者)や専門誌に公開するかたちで行われ、30人近い出席者がありました。
    座談会は、遠藤雄三先生(浜松医科大学第一病理?医学博士)の司会進行のもと、光岡知足先生(東京大学名誉教授)、池田義雄先生(日本生活習慣病予防協会理事長)、マンドゥ?ゴーナム先生(UCLA/Drew University教授)の三氏が、専門分野の意見を披露しました。

    ◎DHD USA社(大和薬品のアメリカ現地法人)が「NNFA 2005」に出展

    当社のアメリカ現地法人、Daiwa Health Development(DHD USA)社は、7月16日、17日にラスベガスのSands Expo and Convention Centerで開催されたNNFA2005 68th Annual Natural Products Convention and Trade Showに参加しました。
    このショーはNatural Products Retailers向けとしては最大規模のもので、今回も世界から450を超える企業が出展し、入場者は2日間で延べおよそ8000人を数えました。
    DHD USA社では、同展示会でアメリカ向けの戦略商品として新たに開発した「PeakImmune4」を出品、ブランド告知とイメージアップを図り、7月18日から全米で発売開始しています。期間中、当社と長年の取引のある多くの代理店をはじめ予想以上の販売店?小売店がブースを訪問するという盛況ぶりでした。

    ◎アジア各国で「バイオブランワークショップ」を開催

    アジア各国での注目度が高まっている当社は、台湾とフィリピンで「バイオブランワークショップ」を開催しました。
    昨年の3カ国(マレーシア、タイ、シンガポール)開催に引き続き、今回も日本食品機能研究会(JAFRA)との共同開催として行われたもので、両会場ともアポトーシスに焦点を合わせたプレゼンテーションが好評で、活発な質問も多く寄せられました。
    フィリピンでは、同国で最も権威のある学会「The Filipino-Chinese Medical Society」の「第3回科学会議および第2回腫瘍学シンポジウム」に協賛するかたちで参加しました。出席者は、ドクターを中心におよそ200名。
    ここでも、ゴーナム博士による「がん治療における免疫療法の役割」と題した講演に人気が集まりました。

    ■健康お役立ち情報

    【1】ホメオパシー

    ホメオパシー(Homeopathy)は、ホメオ(Homeo)(「似たもの」)とパシー(Pathy)(「病気」「療法」)の合成語で、日本語では「類似療法」とか「同種療法」と訳されていますが、一般的にはホメオパシーという言葉がそのまま使われています。
    これは、19世紀前半にドイツの医師サミュエル?ハーネマンが提唱した治療法で、一口で言えば、「すべての病症を、それと同様の症状を起こす薬物(治療薬)をごく微量使用して治療する」というもので、「同毒療法」とも言われます。
    ハーネマンが発見した基本原理は、「類似の法則」として有名ですが、これは「健康な人間に投与したときにある症状を起こす原因となるものは、同じような症状を癒すことができる」というものです。
    実際には、「超微量」を旨として、治療薬(植物や鉱物、動物などの原材料)を、水などで信じられないほど薄めて使用する訳です。
    薄めれば薄めるほど効果があるとさえ言われます。
    この治療法が発表された当時、ヨーロッパやアメリカでは賛否両論があり大反響となりましたが、安全で副作用や常習性などがない上に実際によく効くということで、たくさんの医師がホメオパシーに転向した時代もあったと言われます。
    現に、ヨーロッパの王室の多くはいまでも「ホメオパシー医」を主治医にしています。
    現代医学や科学の驚異的な進歩に対する反省が、ホメオパシーの原理を学問的に解明する結果となり、欧米を中心に改めて脚光を浴びるようになったのです。
    治療にホメオパシーを採り入れる医師が増え、ホメオパシーの治療薬(レメディ)の売上げも増えていると言われます。
    ホメオパシーは、現代医学とは考えを異にする点では漢方やアーユルヴェーダなどと同じ分類に考えられがちですが、漢方やアーユルヴェーダが調薬によって自然治癒力を高めるのに対し、ホメオパシーで使うのはいわゆる「薬」でないところが大きく違います。
    現代医学の限界や問題点が明らかになるたびにホメオパシーに注目が集まるのは欧米の例を見るまでもありませんが、日本でも、代替医療に熱い目が向けられていることと相まって、これからますます注目されるのではないでしょうか。

    【2】???海外統合医療ニュース

    第18回 代替医療の利用頻度――内外の現状

    英国、トルコ、イスラエルのがん代替医療利用調査がまとまり、欧州の看護専門誌6月号に掲載されました。
    各国約100人規模のがん患者を対象とした調査です。
    いずれも、がん患者の3割前後が何らかの代替医療(ハーブやビタミンなど)を利用しているという結果でした。
    利用者は、代替医療によって心理的?肉体的な「心地よさ」を感じているといいます。
    3カ国の中では、英国でリラクゼーション、瞑想の利用が多く、イスラエルとトルコではハーブ療法が多いと報告されているのが目を引きます。
    効果については、「あり」と感じている人の割合は3、4割から8割まで、国によって大きな幅がありました。
    日本の現状はどうかといいますと、3,095人のがん患者を対象とした調査(02年、国立がんセンターによる)では、代替医療の利用率は45%でした。
    その内訳は健康食品が89%と圧倒的に多く、漢方7.1%、気功3.8%、灸3.7%、鍼3.6%。
    「効果がある」と答えた患者は24%、「わからない」が68%、「なし」が6%となっています。
    これらの調査は、規模や方法が異なるため、結果を一概には比較できません。
    しかし少なくとも、日本でも外国でも、医療従事者が代替医療に無関心ではいられなくなり、実態を把握しようとする意識が出てきたことがうかがえます。

    出典:European Journal of Oncology Nursing vol.9、p124‐146、2005

    ■編集後記
    朝から猛暑の日が増えてまいりましたが、電車通勤していると夏風邪を引いている方を多く見かけます。
    夏風邪はアデノウィルス、エンテロウィルスなどが原因とされていますが、夏風邪も冬風邪も体を冷やしてしまうことが喉の線毛の動きを鈍くし、ウィルスの侵入をたやすくします。 冷房のかけすぎには十分ご注意ください。

    皆様からのご意見?ご感想をお待ちしています。

    次回の「e-健康かわら版」は9月9日配信予定です。
    今後とも大和薬品株式会社をよろしくお願い申し上げます。

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